| ミャウとお姉さんの出会いは山梨県のとある美術館だったにゃん♪ お姉さんは、その日たまたま絵本美術館に行きたくなって車で山梨県へ。小淵沢絵本美術館という名前の絵本の美術館・・・こんなきれいなところ。
 
  絵を見た後、お茶もできるので、そこでのんびりとティータイム。
 そんなときに、館長さんから声を掛けられて・・・。なんでも、前日に猫が美術館の前に捨てられていて、11月になろうとしている
 小淵沢はもう寒い! でも、家には大型犬がいたりするので家の中にあげて
 飼うことが美術館では難しい。でも、こんなに小さい体では寒い冬を生き延び
 られるかどうかわからないから、飼い主を探していると・・・。
 実はお姉さん、ものすごい「犬派」で、猫なんて飼いたいと思ったこともないし見ている分には良くても「飼う」となったときの猫に対するイメージは最悪。
 
            
            
              
                | お姉さんのイメージする猫とは・・・ ◆勝手気ままな生き物である  ◆ひっかく    ◆わがまま
 ◆家をボロボロにしそう      ◆しつけが出来ない
 |  とまぁ、いい印象はゼロなんじゃないのぉ??って思うほど、猫を飼う気はゼロで、いつかは飼い主に忠実で頭の良い犬を飼いたいと夢見ていた
 らしいニャン。 なので、もちろん館長さんからのお話も逃げ腰・・・
 「いやぁ、猫は嫌いではないですけど、飼いたいとは思ってなくて、
 それにうちは マンションですしぃ〜」 と ぼそぼそ・・・
 しかし ここで館長さんの必殺技が炸裂! 今、連れてくるから とりあえず見て。気に入ったら連れて帰ってやって
 まったく気が進まないお姉さんだけど、動物は大好きなので子猫を見たい気持ちも抑えられず、一応見るだけ・・・見るだけ・・・と。
 連れてこられたミャウは お姉さん以外にも人がいたけど、「この人がミャウのママにゃん」と決めていたので、そばに
 行ってスリスリ♪ そしてお姉さんへ可愛さアピールの為
 大人しくお姉さんのそばで毛づくろい&ごろニャ〜ン♪
 そして、ウルウルのお目々で「アイフルのチワワのくぅ〜ちゃん」にも負けないくらいの「おねだり顔」でお姉さんを見上げる・・・
 〜 あたち・・・かわいいから連れて帰ってにゃん♪ 〜
 
  ノックアウト!・・・したかと思ったのに お姉さんはちょっと手強かったにゃ。
 しばし ミャウと遊んでいたお姉さんは 立ち上がって
 冷静さを取り戻そうと必死になっていたみたいにゃ〜
 「すみません、すごく可愛いですし、連れて帰りたい気持ちもあるんですが・・・生き物はおもちゃじゃないですし、子猫のままではないですし、今、衝動的に
 この子が可愛いと思って連れて帰っても、この子のことをきちんと考えて
 本当に最後まできちんと責任をもって育てられるのかどうか・・・。
 猫を飼いたいと思ったことがないので猫のことも全然知りませんし。
 私より もっと猫のことをわかって、いい飼い主さんがいるかもしれませんし。
 ちょっと頭を冷して 冷静に考えてみます。 まだ 山梨の観光もしてないので、
 ブラブラしながら考えて もしも飼うと決めたら また戻ってきますので・・・」
 と館長さんに言うと出て行っちゃったにゃん。ありゃ?ミャウのママだと思ったのに。(;。;)
 でも、ミャウの直感は当ってたにゃん。だって、お姉さんは3時間後に絵本美術館に戻ってきたんだもん。
 「観光中も ”この子が寒さで死んだらどうしよう”って思うと頭から離れなくて戻ってきました・・・この子 連れて帰ります」
 こうしてミャウはお姉さんの家の子になったのでした。ちなみに 山梨県から埼玉県まで車の中では初ドライブに
 ドキドキするあまり、お姉さんの肩に乗って小さくなってたにゃん(^^)
 肩乗りインコではなく、肩乗りねこ・・・
  絵本美術館には1日しかいなかったけど、優しい美術館の人たちがつけてくれた 赤い首輪が今でもミャウのトレードマークなの♪
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