第1話 ボクの立っていた耳が寝た!
ボクはロップイヤー。 ロップイヤーと言えば耳が寝ているウサギ。
だけど、ボクはペットショップで売られているとき、どうしても片方の耳が
寝なかった。 だから、ボクは売れ残ってた・・・
耳が立っているロップイヤーなんて 「欠陥品」みたいなものって思われたのか
ボクはもうすぐ処分されるところだったらしい・・・ 理不尽だなぁ〜 (`へ´)プンッ!
ボクが「最終処分価格」になっていたところへ とある男の人がやってきて
ボクを買っていった。 ← この人、どうやら 今のボクの飼い主ママの息子
だったらしい・・・ 先代のウサギがいなくなって寂しいだろうと 今のママに
ボクをプレゼントする目的と、処分はかわいそうだろうというふたつの目的が
あったなんて言ってるけど、実はボクの隠れたラブリーさに心打たれて つい
連れて帰ってしまったに違いない!とボクは思ってる。 |
耳が立っていた頃のボク
ボクとしては 耳を寝かせている場合じゃなかった!
だって、何が起こるかわからないし。
人がいっぱい出入りするペットショップなんて落ち着かない!
危機管理能力があったボクは いつでも耳から音が入るように
片耳を立てていただけなんだけどなぁ〜
ボクの賢さが ペットショップの店員さんにはわからなかったらしい。
え? この頃の写真を見ると オドオドしているって??
気のせいだよ! ボクは警戒してただけだもん。(^。^;)
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ある日、とある訪問者がやってきた!
これがボクの運命が変わる日だったんだ。
見知らぬ物体がボクに話し掛けてきた!
振り向くボク・・・・あれれれ???
ボクの耳が だんだん寝てきた。
このネコは敵じゃない。怖くない・・・なんか安心する。
ネコのミャウちゃんが去っていくと淋しくて呼び止めるボク
ミャウちゃんを見ると安心していく・・・
ミャウちゃんが「この家には怖い物はいない」って言った。
・・・もう警戒しなくていいらしい。
いつの間にか ボクの耳・・・普通のロップイヤーみたいに寝てた。
この日から 僕の耳は 他のロップイヤーと同じ”たれ耳”になったんだ。
ネコが怖くないなんて 危機管理能力に欠けているんじゃないかって??
そんなことないよ! この後 ボクたち本当に仲良しになるんだから!
ボクの数奇な運命は始まったばかり!
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