第5話 ボクだってやるときはやる!
猫のミャウちゃんに奉仕をさせているボクだけど・・・
時々は ボクだってミャウちゃんのために行動する事だって
あるんだ。 |
ある雪が降った翌日のこと・・・ボクが跳ね回るベランダにも雪が積もってた。
ボクが面白そうに跳ね回っていたら、ミャウちゃんはいつもなら一緒に遊ぶのに
この日は出てこないで、ボクをみつめるだけ。
そっか! ミャウちゃん、雪が苦手なんだなぁ〜
でも楽しいのになぁ〜・・・ じゃあ ボクが道を作ってあげよう。
いつも奉仕させているから たまにはね!
よし!だんだん道が出来てきたぞぉ〜
これならミャウちゃんも外に出られるはず・・・もう一息!
こんなもんかな?!
ミャウちゃん!出ておいでよ。一緒に遊ぼう!
ちょっと得意げなボク♪
・・・ボク、頑張ったのに、ミャウちゃん出てこない?!
ありえな〜い!! (≧△≦)
ボクの好意を無にするなんて ミャウちゃん ひどい!
(ボクが珍しくやる気になったっていうのに! ボソッ・・・)
ボクがすねてミャウちゃんの前を走り去ろうとすると
やっと へっぴり腰の びびり状態で ミャウちゃんが出てきた。
雪の無いところに恐る恐る出てきて、「ゴメンにゃ」って言ってたけど
ボクはちょっと ご機嫌ななめ・・・
だって せっかくミャウちゃんのために作ったのに!
まったく本当に・・・誰かのために何かをやるなんてボクには
似合わないことなのかもしれない・・・やっぱりボクは
奉仕されるのが似合う ウサギなのかもしれないなぁ〜
もちろん この事件の後、ミャウちゃんはボクの毛づくろいをしてくれた。
いつもより丁寧に長く・・・やってくれた気がするから
仕方ないので、許してあげることにした。
ボクって心が広いんだよね(^ワ^)
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